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Startup Weekend For Games Nagoyaに参加してきた(二日目)

Startup Weekend For Games Nagoya 二日目

これは、Startup Weekend For Games Nagoyaに参加した二日目に関するブログです。初日の内容は以下のURLを御覧ください。

http://nakaken0629.hatenablog.com/entry/2014/03/30/234354

朝から軽い失敗

二日目の朝は、非常に寝不足な状態から始まりました。あんまり眠かったので、無理にでも頭をリフレッシュしようと思い、CoCo壱番屋で朝からカレーを食すことに。確かあのイチローも、毎朝カレーを食べていると聞いたこともあります。すっかり満腹になって会場に到着すると、なんと軽食と聞いていた朝ごはんに巨大なおにぎりが二個も。参加費に食事も含まれているので、残すのはもったいないと思い、頑張って食べました。美味しかったです。

アナログゲームを知る

写真: ゲーム回らしい様子。#swnagoya

二日目の朝は、メンバーの一人がとあるアナログゲームを持ってきて、プレイすることに。このゲーム、誰かがやっているのを見たことはあったけれども、実際にプレイするのは初めて。二回ほどプレイする中で、ゲームそのものの面白さ、独自にカードを用意することでゲームを変化させることができることなどを理解することができました。確かに、これならばハスラーの人の考えているビジネスを実現することができそうだとも、思えました。しかしそれと同時に、儲からないんじゃないのだろうかという不安も残り、それをどのように解決するかを話していければと思っていました。

ビジネスモデルのキャンバス

写真: キャンバス。#swnagoya

Startup Weekendでは、自分たちの企業に必要な要素を綺麗にまとめたキャンバスが用意されています。このテンプレートを埋めることで、ビジネスに必要なことは何かを、メンバー全員が同じレベルで共有ができるようになります。ただし、このテンプレートを埋めただけでは、ビジネスモデルが完成したとはいえないこと。いや、むしろこのキャンバスを埋めることを目的とすると、かえって求めるべきビジネスモデルから遠ざかってしまうかもしれないという説明もあったので、注意が必要な資料だと感じました。

このテンプレートを使って自分がハスラーの人と確認を取っていたことは、次のことがありました。

正直、大分熱が入った話し合いになりました。1時間以上はかかっていたように思います。つまりそれだけ、「アナログゲームビジネス」といっても、参加者同士の認識がずれていたのです。例えば、自分は当然ウェブ上でサービスの注文を受け付けると思っていたのですが、ハスラーの方は実店舗を構えてコアなファンに実際に集まってもらうことをイメージしていたなどといったずれです。一つずつずれを直しながら、ビジネスの形を明確にしていく。如何に自分の考えを他人に正しく理解してもらい、そして共感してもらうか。今回は理解する側に回りましたが、その重要性を理解することができました。

メンター(あるいはコーチ)

テンプレートを使った話し合いの結果、ビジネスモデルのキャンバスで用意されている次の項目について検討が終了しました。

ここで登場するStartup Weekendのフレームワークはメンターです。メンターとは、Startupの経験豊かな方で、参加者が作ったビジネスモデルで起業するためには何が不足しているか、何を考えなければいけないか。それについてじっくりアドバイスをしてくれる役割の方です。Startup Weekendに参加しようと思う参加者は、Startupについて学びたいと思っている人なので、裏を返せばどのようにStartupを進めて行けばいいのかよくわからない人が参加しているわけです。メンターの方はチームに対して答えの提示は行いません。代わりに質問をします。起業時に何を準備するのか? 起業時は何人で仕事をするのか、そして給料は幾らにするのか? 自社で物を作れないのであれば、どこにいくらで作ってもらうのか? などなど。質問を受けるたびに、起業に必要なことがどれほどたくさんあるのかに気づきます。質問に対して、チーム内でじっくり考えながら答えを出していきます。

そして窓の外が少しずつ暗くなる頃、ようやく自分たちの考えたビジネスモデルを、起業案として形にする事ができました。そして、そのときに初めて「このビジネスモデルは持続できない」というイメージが共有されたのです!

コーヒーブレイク

自分たちが進んできた道が急に行き止まりになってしまい、チームは途方に暮れます。そこで自分は二つの提案をしました。一つ目は「外に出よう」です。

Startupには、ピボットという方針転換をするためのテンプレートがあります。ただしこのピボットを行うためには、様々な検証結果を元にする必要があます。今回は机上での計画段階で詰まったので、ピボットとはことなります。しかしピボットを決定した後の進め方(現在の案を捨て本質を見直す、ホワイトボードの前から離れる、学習した事を振り返る)などは、実践できると思ったからです。

Startup Weekendのために無料で場所を提供してくれているMyCafe錦通店のすぐ北側に、ちょっと広めの池のある公園があります。池のほとりに小さな椅子が4つあり、チームメンバーはそこに座りました。そして二つ目の提案、すなわち初日のピッチで落選した自分の案を代わりに勧める事です。実質二日間しか無い準備期間が半分過ぎたところでやり直しを提案するのは、最初のピッチ以上に力がこもります。でも、テーマは変わるが解決したい事は変わらない事、収益もきちんとあげられる事、ゆくゆくはアナログゲームも取り込む事ができるかも知れないこと、などなどを少しずつ花がつき始めているさくらの木の下で話し、そしてチームのメンバーに理解してもらうよう務めました。

もう一度会場に戻り、さらにメンターに対して同じ説明を熱を込めて繰り返します。その結果、自分の出した案で再出発しようという事で、チームは決定をしました。これからあらためて再スタートを切る事になりました。

回想

なぜこのタイミングで再スタートとなったのか。このブログを書きながら思い起こすと、おそらくStartupで大切な「ユーザーの声を聞く」というプロセスを踏めなかった事が原因なのではと思います。通常ビジネスモデルを考える時は、ビジネスプランを立てる→市場分析をする→実際の声を聞く、このようなプロセスで進めがちです。しかし今回のStartup Weekendで紹介された資料では、まず声を聞く→市場を見る→ビジネスプランを企画する、と逆向きで発想する事が説かれていました。この順序にする事で、未知の領域で成功できそうなビジネスモデルをすばやく構築できる。この順番を間違ってしまったので、ホワイトボードの前で何時間も費やしてしまったのではというのが、反省でもあり収穫でもあります。

休息

新しいプランでは、絵描きの人とゲームプレイヤーをゲームで結ぶビジネスができないかという物です。そこで先ほどの反省をふまえ、クリエイターの人に声を聞く事にしました。アンケートを作成したら、ファシリテーターのリーさん、メンターの方々にアンケートの内容を添削してもらい、そしてWeb上で公開して二日目を終了しました。どれほどの声が集まるかは、翌日目が覚めてからのお楽しみです。